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仙台NMO勉強会 開催予定

 MS専門医向けのNMO勉強会を7月16日(土)に仙台で開催する予定です。会場は仙台の新名所となった仙台トラストシティです。

 参加メンバーは、英国のオックスフォード大学のNMO研究チーム が中心で、オックスフォード大のジョン・ラドクリフ病院のNMOクリニックの専門医であるMaria Leite先生に英国でのNMO診療についてお話していただく予定のほか、自己抗体の研究分野では世界的に有名なAngela Vincent教授に抗AQP4抗体の病原性について分かりやすくお話ししていただく予定です。
 また、オックスフォード大学は高感度に血清抗AQP4抗体を検出するために、あらゆる手法を開発しており、いくつかのメーカーとも連携して測定キットの開発にも携わっています。その中心的メンバーであるPaddy Waters先生に血清抗AQP4抗体のそれぞれの測定法の利点や問題点、メイヨークリニックと共同ですすめる世界標準の検査法の確立についてお話しいただきます。(3人の写真はこちら
 さらには、リバプールのウォルトンセンターのNMOセンターで責任者となっているAnu Jacob先生にNMOの治療についてお話してただく予定です。Jacob先生はメイヨークリニックのWeinshenker教授の元でNMO治療研究を進めており、これまでにリツキシマブやアザチオプリン、ミコフェノール酸モフェチルなどの治療効果を示す重要な論文を発表されており、この分野の第一人者です。(Jacob先生の写真はこちら
 韓国からは国立がんセンターのHo Jin Kim先生が参加されます。100例以上の診療経験をお持ちで、主に治療効果について講演をお願いしています。
 米国からも、長年Johns Hopkins大学の横断性脊髄炎研究チームを牽引してきたDouglas Kerr先生にもきていただいて、これからのNMO治療の展望などをお話しいただく予定です。
 いずれの講演も難しい基礎研究の話しはありませんので、研修医の先生方でも十分に理解できる内容だと思います。

 日本からの発表は未定ですが、近いうちに演題の募集を開始する予定です。症例報告を中心に数多くの演題が集まることを期待しています。聴くだけでも十分に勉強になるシンポジウムになると思いますが、若い研究者、専門医の先生方に積極的に発表いただいて盛り上がることを期待します。

 残念ながら一般公開はしませんが、会の内容は詳細にこのブログで報告する予定です。なお、この勉強会はバイオジェン・アイデック・ジャパンの主催によるものです。(中島)


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by multiplesclerosis | 2011-02-12 11:54 | 講演会情報

NMOはどこまでわかったか(講演映像配信)

12月12日に開催されたMSキャビン主催による第7回多発性硬化症フォーラムにおけるNMOのセッション「NMOはどこまでわかったか」の講演内容を収めたビデオ映像を公開いたします。視聴環境によっては、映像が出るまでに時間がかかります。「NMOの治療方針最新版」の映像は、下方部分が欠けています。ご了承ください。

イントロダクション
東北大学多発性硬化症治療学寄附講座 藤原一男


ここまでわかったNMOの病態(前半)
東北大学多発性硬化症治療学寄附講座 三須建郎


ここまでわかったNMOの病態(後半)
東北大学多発性硬化症治療学寄附講座 三須建郎



NMOに特徴的なMRI画像あれこれ(前半)
東北厚生年金病院神経内科 中村正史


NMOに特徴的なMRI画像あれこれ(後半)
東北厚生年金病院神経内科 中村正史



NMOの治療方針最新版(前半)
東北大学多発性硬化症治療学寄附講座 中島一郎


NMOの治療方針最新版(後半)
東北大学多発性硬化症治療学寄附講座 中島一郎



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by multiplesclerosis | 2010-12-22 11:14 | 講演会報告

第7回 多発性硬化症フォーラム

f0183250_2110355.jpg六本木アカデミーヒルズで国立精神神経医療研究センター免疫研究部とMSキャビンが共催の多発性硬化症フォーラムが開催され、当講座もNMOのセッションを企画し参加しました。

NMOの病態、NMOの画像、NMOの治療の3つのテーマに分けて講演し、それぞれ20分ずつわかりやすく解説しました。NMOの治療はともかく、NMOの病態や画像所見については普段の講演会であまり触れることがないので、かなり新鮮だったのではないかと思います。アストロサイトの膜上のアクアポリン4が抗体の作用によって崩れていく動画は一見の価値はあったかと思います。

最後のパネルディスカッションではパネラーの考え方がよく伝わって面白かったです。宮本先生が非典型的なMSの中から、第2、第3のNMOが見つかるでしょうと予言されていたのが印象的でした。

今日はものすごく天気が良くて、会場の窓から見える富士山がとてもきれいでした。(中島)


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by multiplesclerosis | 2010-12-12 23:46 | 講演会報告

東北地区MSナーシングセミナー

f0183250_17214424.jpg仙台市内のホテルでMSナーシングセミナーをバイエル薬品の主催で開催しました。青森、岩手、宮城の主な施設から20名の看護師さんが集まり、主にインターフェロンβ治療のアドヒアランスを高めるための看護師の役割について議論されました。大阪から来てくれた看護師さんもいて、大いに盛り上がったように思います。

MS患者さんが安心して治療を受けていくためには、専門的な知識を持った看護師さんの存在は非常に大きいと思います。

大きな病院では看護師さんの部署間の移動が頻繁に行われがちで、なかなか専門ナースの育成が難しいという問題がありますが、できる限り業務をシステム化することで、新人の看護師さんでもスムーズになじめるような、効率のいい教育環境を作っていくことが求められます。

東北大学病院の外来看護師の最近の取り組みによって、注射部位反応が半年で軽減したという報告は多くの参加者にとって大いに参考になったと思います。(中島)


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by multiplesclerosis | 2010-12-04 17:29 | 講演会報告

郡山講演会

f0183250_21273963.jpg今日の郡山講演会では、福島医大の宇川教授の司会でMSとNMOの話をしました。参加者は20名程度でしたが、皆さんとても熱心に聴講してくれていました。

福島県からであれば、仙台への通院も可能な方がいらっしゃるかもしれないと思い、今日は東北大学病院で治験中の薬剤のお話を少し長めにしました。

会の後半は、質問用紙を用いた質疑応答でしたが、“非特異的な”MSと診断を受けておられる参加者が何人かいらっしゃったようです。“非典型的な”MSという診断をするためには、典型的なMSやNMOを良く知っている必要があります。きっと患者さんをきちんと診ておられる主治医なのだろうと思います。

“非典型的な”MSの患者さんのご質問には答えをしにくいので申し訳なく思います。特に治療法に関しては個別によく検討する必要があるので、「主治医とよく相談して・・」という答えに終始せざるを得ず、宇川教授にも助けて頂きました。

NMOがそうであったように、非典型的なMSの中から特異的な病態を持つものを別の病気として明確に区別していくことが重要で、今後の研究の発展が望まれます。(中島)


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by multiplesclerosis | 2010-11-28 22:38 | 講演会報告

宇都宮講演会

今日は宇都宮で講演会です。司会を獨協医大の平田教授にお願いし、「MS・NMOのあらまし」というタイトルで講演させていただきました。平田教授にも「知っておきたい睡眠の話」というタイトルで睡眠に関するご講演をしていただきました。睡眠と交感神経の活動の関係など、とても勉強になるいいお話でした。

NMOでは、両側の視床下部という場所に炎症が広がることがありますが、これによって「過眠症」という症状が生じることがあります。視床下部に存在する神経細胞からのオレキシン分泌が低下することで発症すると考えられていますが、「ナルコレプシー」という病気と病態が類似しています。

f0183250_2203422.jpg日中の耐え難い眠気が特徴で、あり得ない状況で眠ってしまいます。意識障害と見誤られることが多いですが、起きているときは意識がはっきりしているのが特徴です。NMOでこの過眠症が生じた場合には通常、パルス療法で回復します。したがって、NMOの患者さんで日中の眠気があまりにも酷い場合には、脳のMRI撮像が勧められます。

ただし、NMOの患者さんのほとんどがプレドニンなどのステロイドを服用されており、このプレドニンなどのステロイドによっても睡眠障害が生じます。ステロイドを服用中の患者さんの多くが、夜間中途覚醒し、不眠を生じています。これによって日中の眠気が生じることがあります。

また、痛みやしびれに対して用いるテグレトールやリボトリールなどの抗痙攣剤、トレドミンなどの抗うつ剤、痙性に対するテルネリンやリオレサールなども日中の眠気の原因になります。このような薬を日中に服用されている患者さんはくれぐれも車の運転など危険な状況を避けるようにして下さい。


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by multiplesclerosis | 2010-11-13 22:03 | 講演会報告

第2回 仙台MSセミナー医療講演会

f0183250_19452379.jpg仙台の国際センターで第2回仙台MSセミナー医療講演会を開催いたしました。近くの青葉山は紅葉が秋晴れのいい天気でよく映えていました。風邪が流行し始めていて、キャンセルも多めでしたが、120名以上の参加をいただいて、大いに盛り上がりました。

東京女子医大の大橋先生のMSに関してのご講演は最新情報をたくさん盛り込まれており、聞き応えがありました。MSの初心者にとっても、情報通にとってもためになるお話だったと思います。将来は血液検査だけでMSを診断でき、進行を完全に止めるような薬が開発されることを十分予感させてくれるお話でした。


f0183250_19455828.jpg今回は、医療講演に加えて、教育講演としてMSキャビンの中田さんに、20分間たっぷり喋っていただきました。患者さんの言葉として共感しやすい部分があったろうと思います。

仙台MSセミナー医療講演会の目玉は、後半の情報交換会です。東北大学病院の医師のみならず、関連の広南病院、東北厚生年金病院、仙台医療センターからもMSの専門医があつまり、13人のドクター、4人の看護師が9つに分けたグループに散らばり、交流に加わりました。

ご協力いただいた方々に感謝いたします。


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by multiplesclerosis | 2010-11-06 19:46 | 講演会報告

熊本講演会

f0183250_22533151.jpg10月31日は熊本市で講演会でした。台風の影響が心配されましたが、無事に遅れることなく飛行機も飛んで時間どおりに到着することが出来ました。
熊本は高校の修学旅行以来、24年ぶりだったのですが、あいにく日帰りでどこに寄る暇もなくて残念でした。

熊本大学の内野教授に司会をしていただいて、MSに関するお話しは同じく熊本大学の平野先生にしていただきました。90枚ものスライドを使った、非常に熱のこもったご講演でした。とても分かりやすかったです。

参加人数は60名弱だったようですが、皆さんとても熱心に聴講されていたのがとても印象的でした。普段出来るだけ聴衆の顔を見ながら話すように心がけているのですが、今回は皆さんの真剣な目に圧倒されて思わず話す内容を忘れそうになることが何回かありました。

講演の後にも多くの参加者の方が質問のために寄ってきていただきましたが、バスの時間の都合で早めに切り上げなければならなかったのが残念でした。


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by multiplesclerosis | 2010-11-01 22:54 | 講演会報告

名古屋講演会

f0183250_8334322.jpg今日は、実家のある名古屋で講演会でした。司会は名古屋大学神経内科の渡邉先生で、MSの講演は名古屋大学環境医学研究所の錫村教授にお願いしました。

今回も記述式で質問を回収し、30分で40問以上を答えるという方法で最後を締めました。一つ一つの質問に丁寧に答えている時間的余裕はありませんでしたが、参加された患者さん個々の状況が大まかに把握できてとても良かったです。

痛みに対する対症療法に関する質問が多かったのが印象的でした。MSやNMOの痛みに関しては早急の治療法開発が望まれます。

東海地方は比較的NMOの認知が遅れているのではないかと心配していましたが、ほとんどのNMO患者さんが抗アクアポリン4抗体を測定して、プレドニンで再発予防されているようでしたし、MS患者さんの多くもインターフェロンできちんと治療されているようで安心いたしました。

中には、自分に合った治療法がわからなくて悩んでいる患者さんが複数おられましたが、今回の講演で非典型的なMSの場合にはケースバイケースで治療方針を検討しなくてはならないということを理解いただけたのではないかと思います。

名古屋ということで、最初のスライドでドラゴンズのセリーグ優勝時の写真を写したところ、期待通り拍手が出てうれしかったです。


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by multiplesclerosis | 2010-10-16 22:56 | 講演会報告

横浜講演会

f0183250_2232464.jpg今日は横浜駅東口にある崎陽軒本店で講演会です。さすが、横浜。100名以上の参加者で熱気がありました。

荏原病院の野原先生のMSの講演は、とっても新鮮に感じました。MSの病態や治療薬の作用機序について、実に分りやすく解説をしていただきました。MSの病態に関わる血液脳関門や免疫異常の話はつい説明するのが億劫で省略しがちなのですが、そうすると様々な治療法の機序を説明しても理解してもらえません。

抗原提示細胞によって活性化されたT細胞が血液脳関門から中枢神経に侵入し、アストログリアやミクログリアも関与して炎症を起こして脱髄が生じる過程のみならず、自然免疫と獲得免疫の違い、免疫寛容が破たんして自己免疫疾患が発症するメカニズムまで説明されて、少なからず感動もしました。
野原先生が非常にわかりやすく自己免疫について解説してくれたお陰でNMOの話もすんなりと理解できた参加者も多かったに違いありません。助かりました。

さらに、今日は司会をしていただいた黒岩教授のアイデアで質問を筆記で受け付けました。そのため、参加者の半数以上から質問が寄せられましたが、それに短時間で次から次へと答えていくのはまるでクイズ大会に出ているようでとても楽しかったです。


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by multiplesclerosis | 2010-10-03 21:16 | 講演会報告
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