HOME > 多発性硬化症治療学寄附講座ブログ

ステロイド不応性のMSの視神経炎に対するIVIG

デトロイトにあるウェイン州立大学からの報告で、ステロイドパルス治療の反応が悪かった高度の視神経炎(0.05以下)を発症したMS患者23例に免疫グロブリン静脈注射(IVIG)400 mg/kg/日を5日間投与し、IVIGを行わなかった24例のMS患者と予後を比較しています。
視力が0.7以上に改善した患者の割合は、対照群が12.5%であったのに対し、IVIG群では78%と有意に高くなりました。
筆者らは、この結果はこれまでのIVIGの治験の結果を凌ぐもので、ステロイド不応性の視神経炎に対するIVIGの早期投与が予後を著しく改善させる可能性があり、より大規模な臨床試験が望まれると述べています。

現在、IVIGは日本において再発寛解型MSに対する再発予防効果を確認する治験が進行中ですが、NMOなどによるステロイド不応性の視神経炎や脊髄炎にも大いにその効果が期待できそうです。

Tselis A, et al. Treatment of corticosteroid refractory optic neuritis in multiple sclerosis patients with intravenous immunoglobulin. Eur J Neurol. 2008 Nov;15(11):1163-7
[PR]
by multiplesclerosis | 2008-12-23 21:22 | 文献
このページの先頭へ

<< MSにおけるオリゴデンドロサイ... , FTY720とアボネックスの比較試験 >>

ブログトップ

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

カテゴリ

以前の記事

検索

タグ

その他のジャンル

ツイッター

アクセスカウンタ

記事ランキング

Copyright �2008. Department of Multiple Sclerosis Therapeutics,Tohoku University Graduate School of Medicine. All Rights Reserved.