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WCTRIMSからのプレスリリース

9月17日~20日にモントリオールで開催された世界MS会議(WCTRIMS)の研究発表に関するプレスリリースが2つありますので紹介します

1つはメディシノバ・インクから多発性硬化症治療薬MN-166フェーズ2臨床試験の2年目の結果発表に関するものです。この治験は東北大学が中心となって解析した基礎データに基づいて行われているものです。

多発性硬化症治療薬MN-166フェーズ2臨床試験の2年目の結果を「多発性硬化症の治療研究国際会議」にて発表

もう1つはバイエル薬品からで、インターフェロンβの早期投与による有効性を5年次データで実証した発表に関するものです。これはBENEFIT試験と呼ばれるもので、多発性硬化症らしい初回発作(CIS)の時点でベタフェロンの投与を開始し、5年後の多発性硬化症への移行率、再発頻度、新規病変出現率、QOLなどを解析したもので、いずれの評価項目も遅延治療開始群との間で有意な差が認められています。

最初の兆候が見られた時点でベタフェロンによる早期治療を開始することにより、MS(多発性硬化症)への進行を遅延し得ることが5年次のデータで確認されました

中島
by multiplesclerosis | 2008-10-16 08:14 | 学会報告
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