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Tysabri使用前のJCウイルス抗体測定

現在日本でも治験中のナタリズマブですが、これまで欧米を中心に1000人に1人の割合でJCウイルスによる進行性多巣性白質脳症(PML)の合併が生じることが報告されています。投与開始後2年以降でPML発症頻度が増加するほか、ミトキサントロンなどの免疫抑制剤の使用経験のある症例での発症頻度が高いことが知られていますが、更なる発症リスクの存在の解析が進められています。

Biogen Idecは、PMLの原因であるJCウイルスに対する血中抗体価を高感度に測定する手法を考案し、ナタリズマブ使用前のJCウイルス感染を調べることでPML発症リスクを減らす試みをしています。このたび、Biogen Idecが米国FDAに対して、Tysabri使用前のJCウイルス抗体測定がPML発症リスクの参考になるという文章を添付文書に追加することを申請しています。

日本で治験中の患者さんにおいても、近いうちにこのJCウイルス抗体検査を受けれるようになると思いますが、これによってPML発症リスクがどの程度判断できるのか、早急に結論されることを望みます。(中島)

Biogen Idec and Elan Submit Applications to Update TYSABRI Labeling That May Help Stratify Risk of PML with Anti-JC Virus Antibody Status (Biogen Idecのサイトより)


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by multiplesclerosis | 2010-12-23 12:53 | ニュース
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