「FTY720」日本国内における製造販売承認申請
田辺三菱製薬が、ノバルティス ファーマと共同開発を行ってきた多発性硬化症治療薬「FTY720(一般名:フィンゴリモド塩酸塩)」の日本国内の製造販売承認申請を行ったと発表しました。
多発性硬化症治療薬「FTY720」
日本国内における製造販売承認申請について(2010年12月20日発表)
FTY720は、S1P受容体調整薬と呼ばれる経口薬です。S1Pは生体内で様々な働きを持つ物質ですが、リンパ球の二次リンパ組織からの移出に際して中心的な働きを持ちます。FTY720によってS1Pの働きが抑えられ、リンパ球の二次リンパ組織からの移出が阻害されることで、MS病変における炎症が抑えられます。
今後、厚生労働省による総合機構での審査、厚生労働大臣の諮問機関である薬事・食品衛生審議会にによる審査を経て、厚生労働大臣から製造販売承認が得られるまで少なくとも1~2年はかかりますが、2012年頃の発売が現実味を帯びてきました。(中島)
多発性硬化症治療薬「FTY720」
日本国内における製造販売承認申請について(2010年12月20日発表)
FTY720は、S1P受容体調整薬と呼ばれる経口薬です。S1Pは生体内で様々な働きを持つ物質ですが、リンパ球の二次リンパ組織からの移出に際して中心的な働きを持ちます。FTY720によってS1Pの働きが抑えられ、リンパ球の二次リンパ組織からの移出が阻害されることで、MS病変における炎症が抑えられます。
今後、厚生労働省による総合機構での審査、厚生労働大臣の諮問機関である薬事・食品衛生審議会にによる審査を経て、厚生労働大臣から製造販売承認が得られるまで少なくとも1~2年はかかりますが、2012年頃の発売が現実味を帯びてきました。(中島)
by multiplesclerosis
| 2010-12-21 07:17
| ニュース